3月2日(木)に行われました令和4年度最終実行委員会のご報告をいたします。
対面とオンラインでのハイブリッド方式にて行われました。
会長あいさつ
今年度最後の実行委員会となりました。去年の5月、連休明けに開催された第1回実行委員会に緊張でガチガチになりながら皆さまにごあいさつしたことが、ついこの間の出来事のように感じられます。時が過ぎるのは早いですね。
令和2(2020)年初頭に始まったコロナ禍に対応するため、学校も、社会全体も、突然いったん休止を余儀なくされました。東根小のPTA活動の多くも縮小や休止になりましたが、同時に図らずも、少し立ち止まってPTA活動を振り返り考える時間にもなりました。それから約2年経過した令和4年度は「コロナ後への移行期」。PTAでも、立ち止まって考えたことをもとに具体的な変革が実行され始めた結果、皆さんそれぞれのご担当で、今まで経験しなかったような、新しい発見や新たなご苦労が出てきたのではないかと思います。1年間、本当にお疲れ様でした。今日の実行委員会もサクサクと進めて、気持ち良く令和5年度へ進んで行きましょう。
校長先生あいさつ
日頃より、東根小学校の教育活動にご協力いただきありがとうございます。2月は学級閉鎖をしたクラスもありましたが、おかげさまで、新型コロナウイルス感染症、インフルエンザのお子さんも少なくなり、落ち着いてまいりました。2月中旬の学校公開があり、授業の様子をみていただきましたが、この1年間での成長を感じた、とのアンケートを多数いただきました。ご心配をおかけしていた1、2年生、そして、担任が途中で交代した学級についても落ち着いて頑張っている、との感想をいただき、学校としても嬉しく感じています。保護者の方々の応援があったからこそだと思っております。ありがとうございました。
振り返りますと、今年度は運動会、学芸会、PTA行事では「にこにこフェスティバル」など、一部形を変えてですが、さまざまな行事を、実施することができました。運動会も学芸会もコロナ禍で全員が会場に入れない状況で、どうしたらよいかと保護者・地域の方の温かいご協力によりオンライン上映のサポートをしていただけたこと、そして、集音マイクの設備を整えてくれるなど地域の方々のご協力が大きかったなぁ、としみじみと感じております。東根小学校の地域・保護者の応援態勢を強く感じた1年間でした。
卒業式、修了式まであと残すところ本日を含め、登校するのがあと数日となりました。2月28日には6年生を送る会を行い、1年生から5年生までが感謝の気持ちを歌や演技、ダンスで伝えました。心温まる会となり、6年生もしんみりとした気持ちになっていたようです。最高学年が頼もしいと、下級生もそれに続きます。6年生は、東根小の代表だ、ということで、縦割り活動、委員会、クラブとまとめ役をよくやってくれました。1年生の教室の隣の並びが6年生の教室ということで、困っている1年生の相手を進んでやってくれる姿をたくさん見て、嬉しく思いました。東根小の良さだと感じています。
また、6年生の卒業文集の原稿を読ませていただきましたが、一番多く書かれていたのは、興津の宿泊についてでした。それだけ、宿泊行事は子どもたちにとって、楽しい3日間だったことが伝わってきます。実施できたこと、本当に良かったです。
今回の卒業式、次年度の入学式には、来賓をお招きして実施をします。マスクについては呼びかけや歌を歌う場面もあり、付けたり、はずしたりとなります。よい卒業式、入学式にしてまいります。
話は変わりますが、保護者の方へのお願いです。
進学に合わせて、スマートフォンをお子さんに持たせるご家庭が増えてきます。購入を考えている方、また、今現在、持たせているご家庭は、ぜひ、お子さんが誰とどんなやりとりをしているのか、把握をしてください。本校でも、今までに子どもたち同士のラインでのトラブルの相談を聞いておりますが、学校では、把握できませんし、指導も難しいです。使う時間等についても、約束をきちんと決めてマナーを守って正しい使い方をしていけるよう、ご協力ください。
最後に、今年度PTAの役員の皆さま、この1年間、ご協力いただき、ありがとうございました。
※副校長先生は担任業務のため欠席されました。
議題
令和5年度運営部・監査委員・ICTオブザーバーの承認(推薦委員会より)
令和5年度の役員候補者が挙手と挙手ボタンにより承認されました。選出された役員については、令和5年1月12日配布の公示をご確認ください。
ICTオブザーバー ポイント変更及び新規お手伝いポイント付与の承認(運営部より)
第7回実行委員会で提案いたしました、ICTオブザーバーポイントを来年度より10ポイントから20ポイントとする変更と、運動会にてオンライン配信が行われることとなった際の新規お手伝い募集とポイント付与が挙手と挙手ボタンにより承認されました。
各部より1年間を終えて
運営部
今年度も会員の皆さまにはさまざまな形でPTA活動に参加いただき、無事令和4年度の最終実行委員会を終えることができました。ありがとうございました。今年はPTA主催の「にこにこフェスティバル」を開催することができ、参加してくれた子どもたちはもちろん、お手伝いをしてくださった保護者の皆さまもとても楽しそうに活動してくださった姿が印象的でした。このイベントを通じてPTAの役割の1つでもある保護者同士のつながりの機会の大切さ、対面での活動の楽しさや嬉しさを実感した一方、活動の仕方など課題もわかる良いきっかけとなりました。
最後に、会員の皆さま、各部・委員会の皆さま、教職員の皆さま、地域の皆さまの温かいご理解とご協力をいただきありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。
学年部
日頃より学年部にご理解とご協力をいただきましてありがとうございます。 次年度の役員選出についての調査票等のご提出にご協力いただきまして、誠にありがとうございました。今年度は懇親会の開催をすることはできませんでしたが、ベルマークの活動を再開することができました。多くの方にご参加いただきご協力ありがとうございました。
校外部
進級・進学が近づき、子どもたちも心がはやる時期です。登校時や子どもだけでの外出時の交通ルールやご家庭での約束ごとを改めてお子さんと確認しましょう。最後になりましたが、この1年、馬出し・旗持ち・お手伝いサポーターに参加してくださった皆さま、 ならびに校外部を支えてくださった部員の皆さまありがとうございました。
広報部
2022年度も、広報部の活動に多大なご理解をいただきありがとうございました。 今年度より「ブログでの発信」という新しい試みが本格的にスタートし、部員の皆さまや先生方に各方面でご協力いただきながら、手探りで進めてまいりました。 前例の無い転換期ゆえの大変さもありましたが、おかげさまで年16本のブログ記事をアップすることができました。心よりお礼申し上げます。 なお、2023年度5月頃に発行予定の広報誌「ひがしね(教職員紹介号)」まで今年度の活動は持ち越しますので、引き続きご協力のほどよろしくお願いいたします。
推薦委員会
皆さまのおかげで、無事に来年度運営部役員及び監査委員、ICTオブザーバーの選出をすることができました。ご協力、心より感謝いたします。ありがとうございました。
監査委員
今年度はコロナ禍以前と同様とまではいきませんが、PTAの活動も増えたおかげで、監査委員の業務を通し学校に関わることができました。また先生方、保護者の皆さまのご理解とご協力により、業務を楽しく行うことができました。1年間ありがとうございました。
ICTオブザーバー
今年度は昨年度のICT推進委員会の活動を引き継ぎ、オンライン配信とPTAホームページの運用を開始いたしました。
- オンライン配信
教養部主催の講演会、学校行事の運動会・学芸会 - PTAホームページ
広報ブログ、PTAだより、各部からのお知らせなど
オンライン配信やPTAホームページを通して、より多くの保護者の皆さんに東根小学校の子どもたちの様子やPTAの活動をお伝えする事ができたなら幸いです。今後も各部のIT化支援や保護者の皆さんが参加しやすいPTA活動になるようお手伝いをしていきたいと思います。1年間ありがとうございました。
各部部長副部長・委員長副委員長・監査委員・ICTオブザーバーの皆さま、
お疲れさまでした。ありがとうございました!
実行委員を1年間務めての感想
1年生実行委員
- 今年度も皆さまには多大なるご理解ご協力を頂きありがとうございました。今年度も新型コロナウイルス感染症の影響を受けながらではありますが、できる範囲の中で安全パトロール、Webベルマーク、テトラパック回収、使用済みインクカートリッジ回収などを実施することができました。また来年度も皆さまがより過ごしやすい学校生活になるよう努めていきたいと思います。
- 初めての東根小学校、初めてのPTA活動となり不安いっぱいでしたが、頼もしいパートナーに助けていただき、先輩方も皆さん丁寧で親切に教えてくださったので、とても居心地良く活動できました。また、PTA活動を通して、たくさんの方々に支えられて、子どもの成長があるのだと実感することができ、貴重な体験になりました。1年間ありがとうございました。
- PTA活動を通じて、たくさんの方々の支えのもとで、子どもたちの学校生活が成り立っていることを知り、貴重な1年を過ごすことができました。部長、副部長、他のクラス委員の皆さま方の多くの働きのもとで、安心して活動に参加することができたことに、感謝申し上げます。今後とも、PTAがより良い活動になるように協力していきたいと思います。1年間どうもありがとうございました。
- 1年生の保護者として、わからないことも多い中で、PTA活動を通じて、保護者同士のコミュニケーションや情報共有ができたことはとても貴重な体験でした。今年度のPTA主催の教養講座で「性教育」をテーマにした講演会に妻が参加しましたが、子育ての中で直面する課題にも答えていただき、参考になりました。来年度から、目黒区も性犯罪・性暴力を防ぐための「命の安全教育」を学校で始めるときいていますが、それとも連動していて、よかったです。今後もPTA活動を通じて、教育の情報共有や保護者同士の学習ができたり、保護者と学校が協力してさらなる教育環境の充実が図られたら良いなと思います。1年間ありがとうございました。
2年生実行委員
- 実行委員会はオンライン出席が選択できたので、都合や体調に合わせて無理なく活動に参加できました。また、毎回校長先生や副校長先生から直接ごあいさつの言葉をいただき、学校全体としての活動や子どもたちの様子を知る機会に恵まれたこともよい経験になりました。
- 多くの保護者の方が、仕事や新型コロナウイルス感染症などの制約もある中、効率良く、子どもたちのために最大限できることをしようと努力されているのを知ることができ、よく分からなかったPTAというものが身近になりました。学年部の皆さんはお互いサポート、協力しようという気持ちがあり、とてもやりやすかったです。
- 初めてのことで戸惑いもありましたが、学年、クラスで協力しあいながらとても和やかに進めることができました。和気あいあいとベルマーク作業できたのはいい思い出です。学校を知る良い経験になりました。
- 平日はフルタイムで仕事をしています。対面・オンライン、どちらであれ平日午前中の出席のやりくりは正直難しいところもありましたが、ペアの方と役割分担をしてなんとか乗り越えられました。学年部を経験できて、学びの多い1年となりました。
3年生実行委員
- 初めての実行委員で不安もありましたが、他のクラスの役員さんと協力しながら楽しく1年を送ることができました。今年はベルマーク作業も再開し、子どもたちの学校生活がより豊かになるようお手伝いができたことを嬉しく思っています。
- 学年部として活動させて頂く事で学校や保護者の方との繋がりを少しでも実感でき、心強く感じました。数回ではありましたが部会参加のため学校に出向き、子どもたちの様子を見る事ができたのもとても嬉しかったです。
- PTA活動を通して、学校、保護者、地域の皆さまが連携して、子どもたちが安全で楽しく学び、成長できる環境が成り立っていることを実感することができました。これからも東根小学校の子どもたちが楽しい学校生活が送れるように、PTAの活動を応援していきたいと思います。ありがとうございました。
- 初めてのPTA役員を務めることに不安もありましたが、パートナーの方や他のクラス役員の皆さんに支えられ、安心して活動することができました。1年間ありがとうございました。
4年生実行委員
- 活動を通して、子どもたちの様子が分かり保護者同士の交流もできました。できる時にできる人がお手伝いする!!東根保護者の温かいお気持ちが嬉しかったです。ただ学年部自体の仕事が多く、PTAに参加するのに躊躇する保護者が多いのではと感じました。もっと参加しやすい形になっていけばいいなと思います。しかしながら学校の状況が分かったり、保護者の方との交流もあり、お陰さまで楽しい学年部の1年間でした。本当にありがとうございました。
- 今回で2度目の学年部員を経験し、改めて思ったことは、部長、副部長さんに負担がかかり過ぎているのではないかということです。もちろん全体を統括していただくうえで、いたし方ないところもありますが、部員全体で役割を分散化していく必要があるのではないか。せっかくPTAに参加したいと思っている方々も部長、副部長さんの担われている仕事量を知ってしまうと、躊躇してしまっているように思います。多くの方がPTA活動に参加しやすくなるよう、部員1人1人が役割を担い、少しでも部長、副部長さんの負担を減らす努力、分散化していく工夫が必要だと感じました。
- 今年度もコロナ禍ではありますが、学校とPTAの協力のもと、色々な行事が開催され子どもたちのいきいきとした姿を見ることができた1年でした。実行委員会や部会では、より深く学校のことを知ることができました。今後も子どもたちが楽しく学校生活を送れるように協力していきたいと思います。
- 3年前に1度学年部を経験させていただき、2度目の参加でした。コロナ禍前後ということもあるかもしれませんが、部員の活動内容が以前よりスリム化されており、活動しやすかったです。実行委員会に出席し先生方のお話や各部の活動内容を聞くことで、東根PTAが子どもたちや保護者にとってより良い環境を追求し進化し続けているということを知ることができたのも、大変有意義でした。参加させていただけて良かったです。ありがとうございました。
5年生実行委員
- 対面、Zoomのハイブリッドで会議に参加することができ、お仕事をされている方にとっても役員を引き受けるハードルがさがるのではないかと思います。校長先生をはじめとする先生方、そして裏で支えてくれている役員の方々のお陰で子どもたちが楽しく安全に過ごせているのだと肌で感じることができ、とても有意義な1年間でした。ご協力くださった皆さまに感謝申し上げます。
- 2人とも仕事を持ちながらで不安でしたが、対面とZoomの併用、また他のクラスや学年の方々が協力的で、助け合い協力いただきながら役割を務めることができました。保護者同士の新しい横のつながりを得られて良かったです。学年部の活動を通じて、学校運営のさまざまな在り方を学ばせていただきました。教職員、PTAの方々、保護者の皆さまの日々のご協力に感謝申し上げます。
- 今年度はZoomと対面のハイブリッド方式での実行委員会開催でしたので、都合に合わせて参加できてありがたかったです。様々な立場の保護者がさらに参加しやすくなる方法をその都度考えていく必要性があるなと感じました。しかし、初めてでも参加しやすく、子どもたちの安心や楽しみを作りあげる素晴らしい活動なので、ぜひ多くの方に経験してほしいと思いました。1年間ありがとうございました。
- 各クラス2人での活動ですが私に余裕がなく結果1人に負担がかかってしまい反省しております。1年間お疲れさまでした。
6年生実行委員
- 学年部はクラスに2名いたことで心強く、部員の皆さまと協力し合いながらのお仕事はとても楽しく、良い経験になりました。
- 引き続き新型コロナウイルス感染症対策での制約がある中で、皆さんがアイデアを出し合って、子どもたちの学校生活が豊かになるよう努力をされていて、すごいなと思いました。微力ながら、自分もその一員になれ、いい経験になりました。
- 今回学年部を担当して、皆さまが子どもたちの学校生活をより良いものになるよう考え行動されている事が良く分かり、とても良い経験になりました。初めてでも不安なくできました。また感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
- 経験者の方からのアドバイスと部員の皆さまのご協力があり、和やかに仕事をすることができました。学校のことを知る、よい機会となりました。
紙面のスペースの関係上、実行委員全員分の掲載は出来ませんでしたが、令和4年度も、PTA活動にご理解とご協力をいただきまして誠にありがとうございました。
少しずつではありますがイベントも復活する中、子どものみならず大人にとってもこのコロナ禍の3年間はとても長く感じられるものでした。3年ぶりのイベントは、開催方法が全くわからないといったこともあり、また新たなお仕事を作ってみたりと大変な事も多かったのではないかと思います。試行錯誤しながらも、乗り切れたのは皆さまのお力があってこそです。
今年度はPTA活動のあり方を考える1年でもありました。これからも皆さまの支えを力により活動しやすいPTAを、また充実した学校生活を子どもたちに送ってもらえるように努めてまいります。
令和4年度 運営部一同

お知らせ
第24回碑文谷地区ドッジボール大会について
3月11日(土)開催予定の「第24回碑文谷地区ドッジボール大会」に、6年生14名が出場いたします。
東根小OBの方や東根88SUMMITの皆さんのご指導のもと、一生懸命練習に励んでいます。

令和4年度寄贈品について(会計より)
皆さまからお預かりしたPTA会費の一部は、子どもたちがより充実した学校生活を送れるよう、児童福祉費より図書や備品などの購入に充て、学校へ寄贈をしています。
今年度は、ベルマークポイントで購入したテントと同じものを追加で1台、洋書を含めた図書40冊を購入し、学校へ寄贈いたしました。

ベルマーク集計(会計より)
日頃よりベルマーク活動にご協力いただきありがとうございます。
今年度ベルマークポイントは51.647点、webベルマークは9.108点で、合計60.755点となりました。
集まったポイントで運動会で子供たちが使用するテントを購入いたしました。
webベルマークはネットでのお買い物の際に経由するだけで、任意の学校を支援できますので、webベルマークホームページへのQRコードもご活用ください!
webベルマークホームページ https://www.webbellmark.jp/register

今後の行事予定
3月23日(木) | 卒業式 |
3月24日(金) | 修了式 4時間(給食なし) |
3月25日(土) ~4月5日(水) | 春休み |
体育館個人開放 3月
*3月の個人開放は卒業式準備のため使用できません。
学校ひろば 3月 午後2時~5時
3月4日(土)3月5日(日)
3月11日(土)3月12日(日)
3月18日(土)3月19日(日)
3月21日(火)
3月25日(土)3月26日(日)
- 使用した遊具は片づけてから帰りましょう。
編集後記
令和4年度会長の町村です。まず何よりもはじめに、東根小PTA会員の皆さんへ心からの感謝を申し上げます。PTA運営部の私たちに1年間舵取りを預けると決断して下さった、心の広い皆さん。色々な場面でお力添えをいただきながら皆さんとご一緒することができまして、本当に光栄でした。そして、図らずも副会長のひとりが実行委員会の席上で述べていたことと同じですが、「あの人に務まるなら、私にもできるんじゃない?」と少しでも思っていただけたとしたら本望です。特に私は、皆さんの代理で会長になっただけなのですから。
学校生活もPTA活動も、こんなこと今までなかったよね?どうする?の連続だった令和4年度、PTAに対する色々なご意見やご感想を持たれたのではないかと思います。ぜひ今後実施予定のアンケートで、率直な声をお聞かせください。
さて、こちらの「編集後記」、せっかくPTA会員の皆さんと運営部をつなぐ「PTAだより」が、実行委員会の報告はもちろん大事だけど、それだけなのもなんだかもったいない。実行委員会の議題にはならなくてもPTA的に気になる話であったり、ちょっとした近況報告であったり、自由に文章を書いて、会員の皆さんに親近感を持ってもらえたら。そのような思いから、令和4年度は新しいコーナーとして作らせてもらいました。「後記」なだけに「PTAだより」のいちばん最後のほうにあるので、存在に気付いていただけたかどうかすら心許ないですが・・・いつも「PTAだより」の隅々まで目を通してくださった皆さま、本当にありがとうございました。本日の「編集後記」は少々長めになっていますが今しばらくお付き合いください。
2023年のお正月、隣の区の小学校でPTA会長を3年間務めたご経験を持つ方が書かれた本を読みました。特定の考え方に影響を受けたくなくて、普段この種の本はできるだけ避けていましたが、著者の小学校とPTAを取り巻く環境は私たち東根のそれと似ているところがあり、自分のこととして読むことができた、とても面白い本でした。
著者が本を通じてこんなことを伝えてきています(と、私は理解しました)「PTA活動への参加に平等を求める時点で、それはもうボランティアではない。子どものために活動したい人が集まり、必要だと思われることに取り組めば、幸せな充実感だけが残って、それが次への原動力になる。それがボランティア。ボランティアは、幸せな不平等です。PTA活動をやっても不幸な気持ちになるなら、やらなくていいんです。」
・・・「やらなくていい」とは大胆な極論に聞こえるかもしれませんが、ボランティアの精神に立ち返って、それぞれの生活や思いに合ったかたちでPTA活動に取り組めばいいということ、簡単なことのようで、奥深いです。
ご縁があって1年間会長を務めさせていただいた私も、上の子の小学校入学時は「PTAって任意団体のはずなのに、どうして選択の余地なく全員自動的に入会することになっているんだろう」と疑問に思ってしまう、ちょっと斜に構えたひとりの保護者でした。それがちょうど自分が会長になった令和4年度から、それまでゆうちょ銀行の自動引き落としだったPTA会費の集金方法を変更しなければならなくなり、それに伴って入会の意思をおひとりずつ確認するということが必須になりました。(意思確認書類の文案をチェックさせてもらったのが、会長として最初に経験した活動のひとつです。)PTAも常に変化しているのだと驚きとともに実感したことを思い出します。差し当って私たちに日々できることは、PTA活動に対して身構える必要はなくて、できるところから、自分が負担だと感じない程度に参加してみて、ゆっくりでいいから知ってみること、これに尽きるのではないかと思います。物理的に参加できない時があって当たり前。平日昼間は忙しいから無理だと思ったら、週末にある旗持ちやベルマーク活動に、1年に1回だけでいいから申し込んでみる。活動の参加はどれも難しかったら、PTAのホームページやおたよりをフォローしてみる(運営部にとってはこれも本当にありがたいんですよ)。近所でお散歩やお買い物に出かける時は、学校に行く時につける名札に安パトの紙を入れたものを身に着けて行く。「これ、PTAでやったらいいんじゃないかな」と思うことがあったら、それを学年部員さんに伝えてみる。これらも全部、PTA会員としてできることです。それらが活動として多いか少ないかを判断するのは、他の方ではなくて、皆さんご自身です。それでいいと、私は思います。参加してみたら他の保護者とお友達になれて楽しかった、学校のことがわかってよかった、そういったポジティブな積み重ねができてきたらなおハッピーですね。実際そういう声はとても多いです。そうしたらまた次に何をするか考えてみたらいい。それだけです。
先ほどの本の著者はこんなことも書いています。「ボランティア活動であるPTAのたったひとつの「義務」は、なんのためのPTA?という問いを考え続けること。」 PTAは何のため?の問いを頭の片隅に置きながら、これからも楽しく無理なく活動に参加してゆきたいと思います。
1年間、どうもありがとうございました。